はじめに
北里大学医学部の指定校推薦では、学科試験に加えて小論文試験(80分)が課されます。長文を読み、要約(200字程度)と自分の意見の論述(600字)を書く形式です。
この記事では、出題傾向と具体的な書き方のコツを解説します。
1. 小論文試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分 |
| 形式 | 縦書き・マス目あり |
| 配布物 | 問題用紙、下書き用紙、解答用紙(すべて回収) |
| 問1 | 課題文の要約(200字程度、または50字で要点抽出) |
| 問2 | テーマに対する自分の意見の論述(600字) |
2. 出題傾向
過去の出題では、日経新聞からの抜粋など、一般的な社会問題をテーマにした文章が出されています。医学系のテーマに限定されるわけではなく、失敗をどう活かすか、将来の自分についてといった広いテーマが出ることもあります。
近年の傾向としては、要約のパターンが変化しています。
- 2022年度まで: 200字で内容を要約
- 2023年度以降: 質問に該当する内容を50字で要約する形式に変更
どちらが出ても対応できるように、両方の形式で練習しておきましょう。
3. 要約の書き方
50字要約のコツ
- 課題文の中から質問に直接答えている箇所を特定する
- 余計な修飾語を削ぎ落とし、主語・述語・キーワードだけで構成する
- 50字はあっという間。一文で収めるつもりで書く
200字要約のコツ
- 筆者の主張(結論)を最初に書く
- その根拠を1〜2つ簡潔に添える
- 自分の意見は絶対に入れない(要約と意見を混同するのはNG)
4. 論述(600字)の書き方
北里大学の小論文で最も重要なポイントは、問1の要約と問2の論述に一貫性を持たせることです。全く関連のない内容を書くと評価が下がると言われています。
構成テンプレート:
- 導入(50〜80字): 課題文の主張を踏まえて、自分の立場を明示
- 本論(350〜400字): 具体例や理由を2〜3つ挙げて自分の意見を展開
- 結論(100〜150字): 将来の自分(医師として)にどう結びつけるか
5. 対策スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 夏休み | 小論文の基本的な書き方を学ぶ(塾の講座や参考書) |
| 9月〜10月 | 北里大学医学部の赤本を使って過去問演習 |
| 10月〜11月 | 医療系テーマの小論文を週1本ペースで書く |
| 直前 | 時間を測って本番形式の演習 |
おすすめ参考書:
- 医系小論文 最頻出論点20(赤いカバーの本)
- 小論文の完全ネタ本 医歯薬系(時間があれば追加)
まとめ
小論文は学科試験と比べて対策が後回しになりがちですが、足切りのリスクがあるため軽視は禁物です。特に要約と論述の一貫性という北里独自のポイントを意識して練習しましょう。
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